定例研究会の記録

定例研究会


1998年度

報告者 タイトル
第1回 池本幸生 東南アジアの地域統合と産業立地
第2回 加納啓良 十九世紀初めのジャワ村落と『耕作者』――稠密社会の初期局面
第3回 戸田裕久 中世インドシヴァ教の発展
第4回 菊池達也 イスマーイール派の神話構造

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1999年度

報告者 タイトル
第1回 桝屋友子 ヨーロッパの壁を飾るペルシア・タイル−19世紀後半ヨーロッパにおけるペルシア・タイルのコレクション
第2回 板倉聖哲 宋代文人サークルの表象ー虚構としての「西園雅集」とその絵画化をめぐってー
第3回 陶安あんど 一般名詞としての「律令」——法典編纂史再考——
第4回 吉開将人 南中国からみた秦漢帝国の成立と展開−百越・南越・ベトナム
第5回 長澤榮治 アラブ主義の現在

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2000年度

報告者 タイトル
第1回 菅豊 動物利用からみた中国漢人の自然観
第2回 甘懐真 中国古代国家の祭祀制度から見た皇帝の宗教的性格
第3回 名和克郎 文明周縁部における「宗教」の現在−ネパール、ビャンス地方の状況を事例に−
第4回 橋本秀美 <儀礼疏>版本の話
第5回 深見奈緒子 インド・イスラーム建築史再考

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2001年度

報告者 タイトル
第1回 大木康 明末清初の南京秦淮
第2回 片岡啓 古典インド聖典解釈学派による全知者批判
第3回 張欣 アメリカにおける華人文学の諸相と華人アイデンティティー
第4回 山本和也 社会科学とコンピュータ・シミュレーション

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2002年度

報告者 タイトル
第1回 宮嶌博史 最終研究発表会「朝鮮の族譜について」
第2回 黒田明伸 紅海周辺におけるマリア・テレジア銀貨流通とその貨幣的含意
第3回 猪口孝 アジア・ヨーロッパ世論調査
第4回 永ノ尾信悟 死の予兆について
第5回 原洋之介 アジア研究の社会的貢献:経済の領域で
第6回 鈴木董 オスマン文人の存在構造
第7回 濱下武志 歴史的視点と現代:中国近現代史研究をめぐって

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2003年度

報告者 タイトル
第1回 松井健 環境・開発・歴史—沖縄調査2000-2002—
第2回 尾崎文昭 「中国現代文学史」枠組みの考え方
第3回 丘山新 神−自己−他者
第4回 鎌田繁 イスラームの宗教性と学問
第5回 小川裕充 『美術叢書』の刊行について—ヨーロッパの概念 "Fine Arts" と日本の訳語「美術」の導入
第6回 髙橋昭雄 北ビルマ(ミャンマー)山間地における棚田の経済的存立構造と資源管理
第7回 柳澤悠 村落共同利用地の減少と村落構造の変化:南インドの事例を中心に

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2004年度

報告者 タイトル
第1回 平勢隆郎 亀の碑と正統
第2回 関本照夫 手仕事における労働の組織−ジャワ・バティック産業の経営と労働
第3回 羽田正 三つの「イスラーム世界」と世界史
第4回 田中明彦 東アジア共同体形成の政治過程
第5回 高見澤磨 我妻栄氏旧蔵資料、新発見資料の紹介
第6回 中里成章 印英間のスターリング残高交渉について−−第二次大戦後国際経済秩序の構築とインド

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2005年度

報告者 タイトル
第1回 池本幸生 日本における不平等論:ケイパビリティからの再検討
第2回 加納啓良 現代インドネシア経済史を書く−−その骨格と時代区分
第3回 森本一夫 東イランの地域社会とそのエリート:『バイハク地方の歴史』(12世紀後半)を素材として
第4回 板倉聖哲 北宋中期知識人の絵画表象−「雎陽五老図」を中心に
第5回 桝屋友子 日本とイスラーム美術

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2006年度

報告者 タイトル
第1回 玄大松 「独島・竹島問題」の実像と虚像
第2回 小寺敦 春秋三伝婚姻記事の比較研究試論
第3回 真鍋祐子 韓国人と旅した中国−グローバリズムとナショナリズムのはざまで−
第4回 長沢栄治 インターナショナリストとしてナショナリズムの時代を生きる:二人のユダヤ教徒エジプト人共産主義者とパレスチナ問題
第5回 菅豊 「歴史」をつくる人びと—異質性社会のレジティマシー—
第6回 名和克郎 帰属カテゴリー、ワード・ポリティクス、リアリティ〜現代ネパールにおける社会生活の民族誌の為のメモランダム

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2007年度

報告者 タイトル
第1回 保城広至 戦後日本のアジア地域主義外交とその蹉跌 —「東アジア共同体」を語る前に
第2回 安冨歩 世の中はなぜなんとかもっているのか?〜東洋思想の可能性〜
第3回 橋本秀美 中国古典文献学の構造模式
第4回 大木康
『影梅庵憶語』と『紅楼夢』
第5回 黒田明伸 流体としての貨幣たちの歴史
第6回 永ノ尾信悟 ヴェーダ文献、ポスト・ヴェーダ文献における雨乞い儀礼:その外観

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2008年度

 

報告者 タイトル
第1回 古井龍介 中世初期ベンガルの銅板文書に見られる農村社会とその変化
第2回 鈴木董 古典的文人から近代的知識人へ—オスマン帝国の場合—
第3回 松田康博 蒋介石の台湾への撤退戦略について
第4回 松井健 今日的問題への民族誌研究の射程—アフガニスタンの現在を読むための試みから—
第5回 丘山新 色即是空・空即是色から仏教思想史を読み解く
第6回 尾崎文昭 戦後日本の魯迅研究と丸尾魯迅論

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2009年度

報告者 タイトル
第1回 園田茂人 天津定点観測調査(1997-2009)の概要
第2回 佐藤仁 私の研究来歴と将来展望:“資源”をめぐるテーマの変遷
第3回 鎌田繁 啓典としてのイスラーム
第4回 廣田輝直 東文研ネットワークの課題

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2010年度

報告者 タイトル
第1回 馬場紀寿 律する者と詠う者―パーリ仏典伝承史の構想―
第2回 小川裕充 五代・北宋絵画の透視遠近法―伝統中国絵画の規範
第3回 平勢隆郎 先秦時代の紀年矛盾解消と考古遺物
第4回 田中明彦 パワー論の再構築―言語行為論的基礎作業
第5回 髙橋昭雄 国境を越える焼畑農民―ミャンマー・チン州の事例から―
離任研究会 松田訓典 インド学仏教学とコンピュータ

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2011年度

報告者 タイトル
第1回 羽田正 新しい世界史の構想
第2回 高見澤磨 調停から見る中国近世・近代法史及び現代法
第3回 Michaek Schiltz Money on the Road to Empire - the case for Japan's gold standard, 1897
第4回 板倉聖哲 朝鮮絵画の「発見現場」と鑑定システム-新出作品の紹介を兼ねて
離任研究会 辻明日香 イスラーム社会への移行期? :コプト聖人/ムスリム聖者の活動から14世紀エジプト社会を考える
離任研究会 廣田輝直 東洋文化研究所のデータベースの現状と課題

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2012年度

報告者 タイトル
第1回 ロバート L. チャード 1.Own research: The Ritual Civilization: Western Understandings of Confucianism 2.An Introduction to the International Journal of Asian Studies (IJAS)
第2回 李賢鮮 The migrants' acculturation and the welfare state
第3回 桝屋友子 イスラーム絵画における空間表現
第4回 中島隆博 近現代東アジアにおける道徳と宗教
自己点検評価セミナー 黒田明伸 通貨と信用の代替性と補完性―中、日、英の比較史より(貨幣史研究の軌跡)
離任研究会 大野公賀 竹久夢二へのまなざし――周作人 と豊子愷
離任研究会 安田佳代 東洋文化研究所・ASNETでの3年間を振り返って

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2013年度

開催日 報告者 タイトル
着任研究会 井戸美里 日本中世の風俗画における図像の引用と変容――「月次風俗画」のイコノロジー
第1回 名和克郎 時空間の民族誌的研究における言語情報の扱いについて -ネパール、ビャンスの事例から
着任研究会 後藤絵美 「宗教国家」の内側で――ヴェールをめぐる裁判にみるエジプトの政教関係
第2回 菅豊 『新しい野の学問』とはなにか?―研究者と社会とのつながり方―
第3回 長沢栄治

エジプト社会の家族的構成-ナギーブ・マハフーズ『バイナルカスライン』を素材にして

着任研究会 張馨元 食糧産業から見る中国経済

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2014年度

報告者 タイトル
第1回 鍾以江 『宗教』から国民的歴史を考える ー靖国参拝違憲訴訟とフランスでのヒジャーブ法律を比較して
着任研究会 藤岡洋 劣化からみるデジタルコンテンツ
着任研究会 Benjamin Elman A Late Chosŏn Korean Polymath: Kim Chŏng-hŭi 金正喜 (1786-1856) and Qing Dynasty Qianlong --Jiaqing Era Scholarship (朝鲜鸿儒 -- 金正喜與清朝乾嘉學術)
第2回 青山和佳 都市を生きる海の民―サマのキリスト教の受容と実践
第3回 森本一夫

一本の手稿本から広がる世界――私と15世紀イラクのある手控帳とのつきあい

第4回 小寺敦

先秦血縁集団の研究と出土資料

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2015年度

報告者 タイトル
第1回 塚本 麿充 北宋絵画史の成立-意味・場所・機能と様式の生成
離任研究会 卯田宗平 概念を規定して、現象を読みとく—ウ類と人間とのかかわりの事例から
第2回 池亀 彩 ポスト<開発>の人類学と協同性のポリティクス:南インドの農村とグル
着任研究会 葛兆光 マテオ・リッチ以前の明代中国における世界知識―三つの古地図から
自己点検・評価セミナー 園田茂人 アジア研究と社会学の実りある協業を求めて
第3回 真鍋 祐子 韓国民衆運動における「記憶」の行方—『烈士の誕生』韓国語版刊行に寄せて
着任研究会 Ines ZUPANOV Religious Plurality? Portuguese Discovery of the Ancient Indian Christians in the 16th century
最終研究発表会 鎌田繁 イスラームにおける啓示と知性
離任研究会 張馨元 中国の食糧経済:フードレジームの視点から
離任研究会 朱琳 辛亥革命につながる「唐宋変革」論 ――内藤湖南のまなざし

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2016年度

報告者 タイトル
着任研究会 黄偉修 台湾の馬英九政権における大陸政策決定過程の運営に関する一考察:海峡両岸サービス貿易協議の締結を事例として
離任研究会 ミヒャエル シルツ On an Even Keel: Silver Risk, Trade Finance, and Hedging Strategies at the Turn of the Twentieth Century
着任研究会 徐行 文献から見る中国の「新しい」司法改革
自己点検・評価セミナー 桝屋友子 日本でイスラーム美術史を研究すること
定例研究会 額定其労 State, Justice, and Social Control in Early Modern Mongolia and Asia
離任研究会 李 賢鮮 The Current Acculturation Strategies of Koreans living in Japan.
最終研究発表会 田中明彦 世界システム、アジア、日本 —— 理論と歴史とコンピュータをどう結び付けるか

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2017年度

報告者 タイトル
第1回 安冨歩 東洋的知性の再生:学術・芸術・宗教・生活の実践的再統合を目指して
第2回 包茂紅 Global environmental history of iron and steel industry in post war East Asia
第3回 夏明方 Where Is Adam Smith?: Labour Division and Economic Evolution of Modern China in the View of Ecological History(斯密在哪里?:生态史视野下的分工理论与近世中国经济演进之路)
第4回 米野みちよ 「伝統化」するとき・しないとき:フィリピン先住民の歌と近代
第5回 藏本龍介 上座仏教における僧院とはなにか:人類学的仏教研究の可能性
第6回 松田康博 軍事的対峙時期の中台関係―蔣介石による大陸反攻の起源・計画・終焉―

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2018年度

報告者 タイトル
第1回 Alessandro STANZIANI Global history and area studies : mariage, divorce or illicite love ?
第2回 上原究一 章回小説と商業出版——百回本『西遊記』の成立と展開を軸に——
第3回 古井龍介 南アジアの土地と社会:東インド400–1250
第4回 秋葉淳 歴史書と法廷文書から「自己」を探る:18世紀オスマン帝国のある中級裁判官のライフヒストリー
最終研究発表会 長沢栄治 イスラーム・ジェンダー学までの道とこれから
最終研究発表会 羽田正 新しい世界史研究への道―4つの契機

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2019年度

報告者 タイトル
第1回 佐藤仁 反転する環境国家-東南アジアのフィールドから
第2回 ガータイス・クリストファー 政治化された慈善活動の問題:1970年代からの日本人の意識マーケティング
第3回 馬場紀寿 正統の成立――古代・中世スリランカから見える「歴史」と「言語」――

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2020年度

報告者 タイトル
最終研究発表会 平㔟隆郎 春秋戰國時代をどう研究するか
離任研究会 米野みちよ 在日フィリピン人の音楽活動ー『母語なき母語』とヴァナキュラーアート
離任研究会 後藤絵美 ジェンダーの視点からみた日本のイスラーム研究

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2021年度

報告者 タイトル
着任研究会 田中有紀 江永の経学における鐘制:聖人と工人、時代と地域、そして遺物
着任研究会 小川道大 植民地支配下におけるインド西部への新地税制度導入に関する一考察:前植民地期からの歴史変動に注目して
着任研究会 渡邊祥子 植民地期マグリブにおける宗教、言語とナショナリズム
離任研究会 池亀彩 複数の主権空間を想像する:『インド残酷物語』と無縁の思想
着任研究会 柳幹康 永明延寿の一心と律・浄土
最終研究発表会 池本幸生 Greed is Dead:強欲は善か

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2022年度

報告者 タイトル
着任研究会 マンスール・セファトゴル Connecting East Asia to Europe via the Caspian Sea, Caucasus and Russia: Iran`s plan to open a new Silk Road during the Safavid era (17th century)
着任研究会 菊池百里子 大越国の港とアジア海域の交易:ホイトン遺跡出土陶磁器から
着任研究会 崎濱紗奈 沖縄近現代思想史を考える——誰が「主体」を必要とするのか?
最終研究発表会 黒田明伸 渡来銭再考
最終研究発表会 髙橋昭雄 日本の村からミャンマーの村へ

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2023年度

報告者 タイトル
着任研究会 マイケル ラディッチ The Formation of Buddhism in the Long Fourth Century: Towards a New Narrative, in a Comparative Perspective
着任研究会 パッタジット タンシンマンコン タイの外交史を読み直す―「竹の外交論」からの脱却―
着任研究会 キム ジユン 1980年代韓国におけるグローバル移動性と世界想像の社会史
最終研究発表会 髙見澤 磨 我妻榮氏原稿『中華民国民法物権(下)』の整理について
最終研究発表会 安冨 歩 選択からの自由
最終研究発表会 大木 康 馮夢龍研究の過去・現在・未来

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