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平成19年度第4回定例研究会のご案内(11月8日)

「『影梅庵憶語』と『紅楼夢』」
日時:2007年11月8日(木)14:00〜16:00
場所:工学部8号館大会議室(736室)
報告者:大木 康(東洋文化研究所 教授)
司会:丘山 新(東洋文化研究所 教授)
討論者:森中美樹(安田女子大学 非常勤講師)
報告要旨:
明末清初の文人、冒襄の『影梅庵憶語』は、もと南京秦淮の妓女であり、のちに冒襄の側室となった董小宛の思い出をつづった回想録である。民国の初年、王夢阮と沈瓶庵は『紅楼夢索隠』において、この董小宛こそが、曹雪芹の『紅楼夢』に登場する林黛玉のモデルである(賈宝玉は順治帝)との考えを主張した。この説はほどなく歴史家の孟森によって否定され、董小宛モデル説はその後ほとんど忘れ去られたといってよい。本報告では、あらためて王夢阮の董小宛モデル説及び孟森の反論のあとをたどるとともに、視点をかえて、回憶文学という切り口から『影梅庵憶語』と『紅楼夢』の関係をさぐってみることにしたい。

登録種別:研究会関連
登録日時:Fri Oct 12 17:03:34 2007
登録者 :研究支援担当
掲載期間:20071005 - 20071108
当日期間:20071108 - 20071108