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2021年度 第4回 定例研究会「永明延寿の一心と律・浄土」柳幹康准教授(着任研究会)が開催されました

報告

 2022年1月20日(木)14時より、柳幹康准教授による2021年度 第4回定例研究会(着任研究会)「永明延寿の一心と律・浄土:唐宋変革期における思想の組み替え」がZoomによるオンラインで開催された。71名の参加者があり、柳准教授は、唐末五代の禅僧・永明延寿の思想と影響を分析し、以下の三点を指摘した。(1)延寿は「適切に働く素の心」を核に、インドから伝わった仏教の思想・実践を再編し、一元的な独自の体系を構築した。(2)その説は中国のみならず、朝鮮・日本の仏教にも大きな影響を与えた。(3)延寿が確立した体系は宋代に登場する道学の先駆となるものであった。講演後には柳准教授と参加者との質疑応答も行われた。

当日の様子

開催情報

日時:2022年1月20日(木)14時~16時

会場:オンライン(Zoomミーティング)

題目:永明延寿の一心と律・浄土

発表者:柳 幹康(東京大学東洋文化研究所・准教授)

司会:馬場 紀寿(東京大学東洋文化研究所・教授)

コメンテーター:中島 隆博(東京大学東洋文化研究所・教授)

使用言語:日本語

担当:柳



登録種別:研究活動記録
登録日時:WedFeb913:24:222022
登録者 :柳・黄・渡邊・田川
掲載期間:20220210 - 20220510
当日期間:20220120 - 20220120