News

平成19年度第3回定例研究会のご案内(10月18日)

「中国古典文献学の構造模式」
日時:2007年10月18日(木)14:00〜16:00
場所:工学部8号館大会議室(736号室)
報告者:橋本 秀美(東洋文化研究所 准教授)
報告論旨:
近代以降,中国古典文献学は独立した学科として発展する方向に
進み,学術制度上,版本目録学、校勘学、文字学、音韻学、訓詁
学もそれぞれ独立した学問の形態を採るようになっている。その
結果,文献学が専門化し,文献の内容に関する研究と文献学が分
離するという,異常な状況を呈している。学校で文献学の授業を
担当するようになって,この問題の深刻さを認識した。学術の専
門化は不可避の趨勢であり,否定されるべきではないが,文献学
が文献の内容を離れて独立しようとすることには原理的に無理が
あり,独立化に伴う弊害は大きい。文献学の独立状況を打破し,
内容の研究と文献学を有効に結合させるために,文献学の構造を
単純な模式として説明してみる。
登録種別:研究会関連
登録日時:Mon Oct 15 14:07:52 2007
登録者 :研究支援担当
掲載期間:20071015 - 20071018
当日期間:20071018 - 20071018