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平成11年度第1回東洋文化研究所定例研究会

日時:6月24日(木)午後2時より
会場:3階大会議室

報告者:桝屋友子
テーマ「ヨーロッパの壁を飾るペルシア・タイル−19世紀後半ヨーロッパにおけるペルシア・タイルのコレクション」


現在、ペルシア・タイルは世界の様々な美術館、博物館、個人コレクションに収蔵され、その美しさで見る者を魅了している。タイルはその性質上、本来は何らかの建物の装飾として使われていたはずであるが、多くは建物名も入手経路も曖昧にされており、それぞれの正確な年代設定や建物内でのタイル装飾プログラムの復元が困難な状況を作り出している。しかし、ヨーロッパで本格的なペルシア・タイルの収集が始まったばかりの19世紀後半からは、僅かながら収集の足跡を伝える資料が残っている。こうした資料をふまえながら、いつ、どんな人物が、どこで、ペルシア・タイルを建物から剥ぎ取ったのかを考えていく。
登録種別:研究会関連
登録日時:Fri Jun 11 13:52:43 1999
登録者 :関本照夫
掲載期間:19990611 - 19990624
当日期間:19990624 - 19990624