空海から井筒俊彦まで、日本における言語思想を駆け抜けた一書となりました。中国や西洋の言語思想が鏡としてそれを照らし出しています。
第一部 日本における思想としての言語 | |
第一章 | 空海の言語思想 |
第二章 | 『古今和歌集』と師の言語 |
第三章 | 本居宣長と夏目漱石の差異 |
第二部 近代における思想としての言語(一) | |
第四章 | 時代に切線を引くには |
第五章 | 日本的キリスト教と普遍 |
第三部 近代における思想としての言語(二) | |
第六章 | ローカルな精神性と近代 |
第七章 | 神秘をめぐって |
結論にかえて |
中島 隆博 著
『思想としての言語』(岩波現代全書)
岩波書店,
xiii+246ページ, 2017年9月
ISBN: 978-4-00-029207-8