この本は、学術会議の哲学部会にある古典精神と未来社会という分科会のメンバーが、高校生からいただいた問いに答えたものです。メンバーは皆古典研究者でもあり、古今東西の古典を参照しながら、問いに答える、もしくは問いを深めるという試みをしたものです。若い知性が古典から何かを感じ取っていただければと思っています。
第1部 | いま古典を読む意味って、何ですか? |
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1 | 古典って何ですか? |
2 | 時代も社会状況も違うのに、現代を生きる自分たちの役に立ちますか? |
3 | 人に聞いたりネットで検索した方が、早く答えが見つかりませんか? |
4 | なぜ大人はよく「古典は大切だ」と言うのですか? |
5 | 正直言って、まったく興味がわきません |
第2部 | 人生の鍵は、古典のなかにある! |
1 | 人の意見にすぐ影響されてしまいます |
2 | 親との関係に悩んでいます |
3 | 誰も自分のことをわかってくれない気がします |
4 | なんのために生きているのでしょうか? |
5 | 本当の自分を見つけたいのですが、どうすればよいでしょうか? |
6 | 死ぬとはどういうことですか? |
7 | 社会の役に立ちたいのですが、どうすればよいでしょうか? |
8 | 勉強するのはなんのためでしょうか? |
第3部 | 10代にすすめる1冊 |
中島隆博,梶原三恵子, 納富信留, 吉水千鶴子 編著
『扉をひらく哲学——人生の鍵は古典のなかにある』
岩波ジュニア新書, 202ページ, 2023年5月, ISBN: 978-4-0050-0968-8