著者は先に、明清時代の南京秦淮の花街について、『中国遊里空間 明清秦淮妓女の世界』(青土社 2001)を刊行した。本書はいわばその続編にあたり、同じく明清時代の蘇州における花街であった山塘街について紹介している。
目 次 | |
第一章 | 虎丘 |
第二章 | 閶門 |
第三章 | 山塘 |
第四章 | 蘇州の妓女たちの居住地 |
第五章 | 山塘の名妓たち |
第六章 | 妓女の技藝 |
第七章 | 山塘の船遊び |
第八章 | 三文人の日記から |
第九章 | 蘇州の妓女の遊び |
第十章 | その後の山塘 |
終 章 | 『紅楼夢』から |
索 引 |
大木 康 著
『蘇州花街散歩: 山塘街の物語』
汲古書院, viii+290+5頁
2017年07月