アジア・バロメーターにもとづくアジア横断的な比較研究の成果!
東アジアにおけるリスク認識はいかなるものか、新自由主義的な諸政策が広がる中でアジアの人びとは変化をどう評価しているのか、伝統的なアジア的概念の有効性や限界はどこになるのか、などをテーマに比較分析した。(帯より)
序章 リスクの中の東アジア [園田茂人] | |
---|---|
第1部 社会関係とリスク、社会関係の中のリスク | |
第1章 | 比較の視点からみたアジアのリスク認識 [張 安植] |
第2章 | 家計リスク対応としての児童労働——その選択決定要因の東南アジア比較[勢村かおり] |
第3章 | 紛争リスクとアジア——軍事支出認識の比較政治学 [エイタン・オレン] |
第2部 新自由主義の拡がりというリスク | |
第4章 | 東アジアにおける福祉政策の再検討 [鄭 力軒・林 宗弘・蕭 新煌] |
第5章 | 対抗的グローバル化の誕生?——越境と政治参加の比較社会学 [金 知允] |
第6章 | 市場経済化の政治リスク——格差拡大をめぐる中印露比較 [園田茂人] |
第3部 アジアの社会的紐帯——リスクか、資源か? | |
第7章 | アジアにおける家族主義——その歴史的起源と変化をめぐって [李 宗榮] |
第8章 | 義理と人情、どちらが大切?——縁故主義の日米中印比較 [岸 保行] |
第9章 | 宗教は信頼を生み出すか——マルチレベル分析によるアプローチ[ファビアン・J・フローゼ] |
園田 茂人
[編]著
『リスクの中の東アジア アジア比較社会研究のフロンティア II』
勁草書房, 267ページ
2013年3月
出版社の紹介ページへ
園田 茂人 教授のウェブページへ