『世界の岐路をよみとく基礎概念 比較政治学と国際政治学への誘い』は、現代の政治情勢を体系的に分析するために編まれました。国内外の政治問題—民主主義の後退や暴力・国際紛争の発生、権威主義の隆盛、国際秩序の変化など—を背景に、比較政治学と国際政治学の重要な概念を深く掘り下げています。各章では、概念の定義から歴史的展開、最新の学問的議論までを網羅し、現代政治の複雑な問題に挑むための枠組みを提供します。さらに、各章末には豊富な文献案内があり、学部上級生や大学院生、市民が、さらに研究を発展させるための参考資料を提供します。方法論についても、政治データ分析の使い方、質的分析への考え方を議論しています。研究の深化を目指す読者にとって、理論と実証を繋げる実践的なガイドブックとしても活用できる一冊です。
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