下記の要領にて東文研セミナーを開催します。
日時:2019年10月28日(月)15:10~16:40
報告者:馮 雷(北方工業大学・文法学院・中文系・講師、東京大学・東洋文化研究所・訪問研究員)
題名:「文学地図」としての「藤野先生」/《作為“文学地図”的<藤野先生>》
報告要旨:
魯迅は仙台医学専門学校で学び、後に文学者・思想家として著名な人物となったために、仙台においてはその生活の跡が保存されている。「藤野先生」は魯迅の仙台における生活のある部分を描写しているだけではなく、現実の場所にも触れている。これらの場が示す情景は、魯迅の初期の思想を理解し、また、文学史を新たに見るためのイメージ形成において重要な意義を有する。魯迅の精神地図としての意義をも有する「文学地図」として位置づけることができる。
鲁迅早年曾在日本仙台医专就读,日后在中国取得了巨大的成就和声望,所以他在仙台的诸多生活遗迹均得以翻修和维护。《藤野先生》不但记述了鲁迅在仙台的部分生活经历,特别是同现实当中的诸多地点、场景形成互文,这对于还原历史情境、理解鲁迅早期的思想转折以及重新看待鲁迅的文学史形象都别具意义。《正因如此,藤野先生》不但是一部指引新景致的人文路书,而且还是一部发现鲁迅、思考鲁迅的精神地图,是双重意义上的“文学地图”。
主催:東京大学・東洋文化研究所・班研究「中国法研究における固有法史研究、近代法史研究及び現代法研究の総合の試み」(主任 高見澤 磨・東京大学・東洋文化研究所・教授)(takamizaあっとioc.u-tokyo.ac.jp)
附記1,講演・討論は中国語で行われます。通訳はつきません。
附記2,参加申し込みなど事前の手続きはありません。
※Language : Chinese
※No entry is requested.
Hosted by Regular Research Project of An Attempt at the Integration of Studies in the Traditional , Modern and Contemporary Chinese Legal System
担当:高見澤