「杉田玄白賞」は、日本初の西洋医学の翻訳書「解体新書」を発刊するなど医学の進歩と日本近代文化の発展に大きな貢献をした小浜藩医・杉田玄白(1733-1817)の「医食同源」の理念を引き継ぎ、平成14年に福井県小浜市が設立した賞です。「食」に関する進歩的な研究を行い実績をあげている人物を表彰するとともに、同市のまちづくりに活かすことも目的としています。
医学・栄養学など自然科学分野の受賞者が大勢を占めるなか、Food Education and Gastronomic Tradition in Japan and France(Routledge, 2022年)の出版をはじめ、人文・社会科学における食育研究の発展に貢献してきた上田遥助教が本年度第23回杉田玄白賞「地域奨励賞」受賞者として選出されました。
受賞内容は「栄養主義を超えた食育の理論化と国際化」、表彰式・受賞講演会は令和6年12月14日に小浜市で開催されます。
<福井県小浜市公式行政サイト>
https://www1.city.obama.fukui.jp/kanko-bunka/rekishi-bunka/sugitagempakusho/p000000.html