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第172回 東文研・ASNET共催セミナー「“呉中四才子“ の名の形成と流変」のお知らせ

【日時】 2017年10月26日(木) 17:00-18:00

【会場】 東京大学 東洋文化研究所 1階 ロビー

【報告者】 高虹飛氏(東京大学東洋文化研究所・訪問研究員)

【題名】 「呉中四才子」の名の形成と流変

【コメンテーター】 大木康氏(東京大学東洋文化研究所・教授)

【要旨】
 『明史』から見ると、明代中期における唐寅、祝允明、文徴明、徐禎卿は共に「呉中四才子」と呼ばれていた。しかし、史料を考証することにより、『明史』の記載は真実ではないと判明した。実は、錢謙益が自分の文学の主張を宣伝するためにこの呼称を創造した。民話における「呉中四才子」は唐寅、祝允明、文徴明と周文賓である。徐禎卿の人生は一般人にあまり知られていないため、名前が含まれていない。また、周文賓のモデルは仇英や沈周ではない。彼はおそらく架空の人物である。

※報告は中国語(通訳付き)で行われます。




登録種別:研究会関連
登録日時:WedOct1806:01:442017
登録者 :asnet事務局・藤岡
掲載期間:20171018 - 20171026
当日期間:20171026 - 20171026