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東洋学研究情報センターシンポジウム「アジアを知る:映画『離散の旅』から」のお知らせ

ASNETでは、中東映画研究会との共同主催により、以下のシンポジウムを開催します。多くの方のご参加をお待ちしています。

日時:2017年12月6日(水) 17:30-20:50

会場:東京大学福武ホール

テーマ:
追憶
 娘が構えるカメラに向かって、父は自分と家族、そしてパレスチナの歴史を語り始める。ヨルダンからレバノンへの逃避、故郷ガリラヤへの密かな帰郷、アメリカへの渡航と初めての結婚、そして革命運動への参加。カメラは家族と、かつて家族であった人びとを結びながら、パレスチナのもう一つの歴史を映し出していく。本作は、離散した家族の「戻らない時間」を記録した、ヒンド・シューファーニ監督による渾身のドキュメンタリーである。
 本シンポジウムでは、この作品を通して、離散を余儀なくされた人々の歴史と追憶を辿り、アジアのあまり知られていない過去と現在に光をあてていく。

コメンテーター:岡真理(京都大学)
大学院 人間・環境学研究科教授。
専門:現代アラブ文学、パレスチナ問題、第三世界フェミニズム。主著:『記憶/物語』(岩波書店 2000年)『彼女の「正しい」名前とは何か――第三世界フェミニズムの思想』(青土社 2000年)『棗椰子の木陰で―第三世界フェミニズムと文学の力』(青土社 2006年)『アラブ、祈りとしての文学』(みすず書房 2008年)

【プログラム】
司会:鈴木啓之(日本学術振興会特別研究員PD/中東映画研究会)
17:30 開会の言葉
17:40 映画『離散の旅』(ヒンド・シューファーニ監督・120分)上映
19:45 休憩(15分)
20:00 コメント(岡真理氏 京都大学)
20:20 質疑応答(20分)
20:40 閉会の言葉5:30 Opening Remarks
5:40 Film Screening
7:45 Break
8:00 Comment (Mari Oka, Kyoto University)
8:20 Q&A
8:40 Closing Remarks

主催:東京大学日本・アジアに関する教育研究ネットワーク、中東映画研究会

共催:東洋文化研究所、東洋文化研究所東洋学研究情報センター、科研費「イスラーム・ジェンダー学の構築のための基礎的総合的研究」(代表:長沢栄治)

協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭



登録種別:研究会関連
登録日時:WedDec614:52:312017
登録者 :asnet事務局・田川・藤岡
掲載期間:20171206 - 20171206
当日期間:20171206 - 20171206