2014年1月に、エジプト、カイロにおいて、イスラーム芸術博物館が爆発テロによる被害に巻き込まれて大きな被害を受けるという悲しい出来事が起きました。新たに建設予定の古代エジプトを対象としたエジプト文明博物館に日本政府が多大な援助を予定している一方で、今回の事故の被害について大きな報道がなされることはありませんでした。そこで、歴史、美術、考古学、建築などを中心に、現代につながるコプトおよびイスラームなどの物質文化的な価値について正当な評価を行っていくことを目的に、本年度から継続で研究会を行うことにいたしました。
つきましては、今回、下記の通り、早稲田大学において第一回研究会を開催いたします。
ふるってご参会いただ来ますようお願い申し上げます。
*当日直接お越しいただいてかまいませんが、準備の都合上、参加いただける場合、ご一報いただけると助かります。
連絡先:info[at]islam.waseda.ac.jp(早稲田大学イスラーム地域研究機構)
日時:2014年5月14日(水)16:30 ~19:00
場所:早稲田大学120-4号館405、406室(旧・早稲田実業の建物です)
プログラム:
開催趣旨 | 真道洋子(早稲田大学イスラーム地域研究機構招聘研究員・公益財団法人東洋文庫研究員) |
発表 | |
「エジプトのイスラーム美術:魅力と重要性」 | 桝屋友子(東京大学東洋文化研究所教授) |
「エジプトの文化財保存問題:首都圏と地方都市」 | 長谷川奏(日本学術振興会カイロ研究連絡センター長) |
主催
早稲田大学イスラーム地域研究機構
NIHUプログラム・イスラーム地域研究早稲田大学拠点
東京大学東洋文化研究所班研究「イスラーム美術の諸相」
日本学術振興会科学研究費基盤研究「モノの世界から見た中世イスラームの女性~ガラス器と陶器を中心に~」
担当:桝屋