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東文研セミナー「第4回オスマン帝国史研究セミナー」が開催されました

報告

2025年7月29日に、東洋文化研究所にて東文研セミナー「第4回オスマン帝国史研究セミナー」が開催された。このセミナーでは、日本学術振興会外国人招へい事業により来日したマルマラ大学のべテュル・イプシルリ・アルグト先生(東洋文化研究所訪問研究員)が講師を務め、受講者とともにオスマン皇帝の母后(ヴァーリデ・スルタン)の書簡を講読した。7名の会場参加者に加えて、7名のオンライン参加者があった。なお、このセミナーはトルコ語で行われた。

セミナーでは、まずイプシルリ・アルグト先生により、オスマン朝の母后の書簡についての概要の説明がなされ、書簡の現在の所在場所、執筆者、宛先、内容などのほか、誰の筆によって書かれているのか、どれだけの数が残っているのかという問題も論じられた。解説に続いて、ムスタファ2世とアフメト3世の母后であったラービア・ギュルヌシュ・エメトゥッラー・スルタン(d. 1715)の書簡3通と、17世紀のキョセム・スルタンの書簡を輪読した。

 

当日の様子



開催情報

日時:2025年7月29日(火) 14:00〜17:00

場所:東京大学東洋文化研究所3階第1会議室/Zoom

プログラム:

司会 秋葉淳(東洋文化研究所)
講師 Betül İpşirli Argıt(マルマラ大学/東洋文化研究所訪問研究員)
14:00〜14:10 司会挨拶・参加者自己紹介
14:10〜14:40 史料の解説
14:45〜15:35 史料講読①
15:35〜15:50 休憩
15:50〜16:40 史料講読②
16:40〜17:00 総合討論


※このセミナーは、JSPS外国人研究者招へい事業の助成を受けて開催されます。



登録種別:研究活動記録
登録日時:TueOct2110:54:222025
登録者 :秋葉・多田
掲載期間:20251022 - 20260121
当日期間:20250729 - 20250729