佐藤教授と訪問研究員のJewellord氏は、2016年11月10日・11日に国際ワークショップ“Politicizing Natural Resource and Environmental Governance: Towards a New Research Agenda”を開催した。ワークショップには、イギリス、アメリカ、カナダ、ノルウェーなどから、資源や環境を政治学的視点から研究する若手研究者が参加。2日間にわたって各々の関心領域についての7本の論文発表と、それに対応するディスカッションを行った。
本ワークショップの成果として、国際ジャーナルにて資源・環境政治をテーマにした特集論文の企画が検討されることとなった。また、この研究領域は世界でも新しいため学生が使用できる一般的なテキストが存在しないことから、11名の参加者が中心となって教科書を作成する方針が決定した。
この取り組みは3年前よりはじまったもので今回が2回目のワークショップとなった。世界から集まった若手研究者で作られる資源・環境政治学コンソーシアムとして今後の発展が楽しみである。なお、本ワークショップは「社会構想マネジメントを構想するグローバルリーダー養成プログラム(GSDM)」助成金の一部を活用して実施された。関係者に感謝したい。
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