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松田教授が北京大学燕京学堂で講演

 松田教授が、4月23日に中国・北京市の北京大学燕京学堂でThe Prospects of Sino-Japanese Relations: From Rivalry to Cooperation?(日中関係の展望:対立から協力へ?)と題した講演を行いました。燕京学堂は、「百賢亜洲研究院」が出資して北京大学に作られた、中国研究を主専攻とし、授業や論文執筆などを全て英語で行う修士課程です。
 松田教授は同講演で、悪化していた日中関係改善の要因を、①経済停滞の突破を願う中国と中国市場を求める日本の思惑の一致、②北朝鮮の核開発問題など、共通の安全保障問題の悪化、③トランプ政権の不確実性、④双方の政権基盤の強化にあると説明しました。そして、政治日程に合わせて、双方が首脳会談を繰り返すことで、関係改善に向かいつつあるものの、日中関係に存在する様々な問題は全て未解決のまま残っていて、特に東シナ海で事故が起これば関係はいつでも後退するリスクがあることを解説しました。
 当日は同学堂の大学院生23名の参加者があり、日中関係や中国外交などについて活発な議論が展開されました。




登録種別:研究活動記録
登録日時:Tue May 7 15:23:46 2019
登録者 :松田・藤岡
掲載期間:20190423 - 20190723
当日期間:20190423 - 20190423