以下の要領で東文研セミナーが開催されますので、ご案内いたします。
【日時】2015年6月15日(月) 15:15-16:40
【会場】東京大学 東洋文化研究所 3階 第2会議室
【講演者】高見澤 磨(東京大学・東洋文化研究所・教授)
【題目】中華人民共和国行政法を「法律による行政の原則」の物語としてどの程度描くことが可能か
【要旨】
中華人民共和国にも「行政法」と呼ばれる法領域があり、また「法治」も重要な原則として語られる。しかし従来は、中華人民共和国の行政法を日本の法学教育において行われている「法律による行政の原則」と同じように描くことは困難であった。しかし、近年、行政許可法、行政強制法、行政処罰法などの行政行為に関する法整備が進み、また、情報公開制度も導入されつつある。この面から、題目のようなことを試みる。
※1時間ほどお話させていただき、残りの時間は討論にあてる予定です。なお、報告及び討論は基本的には日本語、場合によって一部中国語で行い、通訳はつきません。
【主催】東京大学・東洋文化研究所・班研究「中国法研究における固有法史研究、近代法史研究及び現代法研究の総合の試み」(主任 高見澤 磨・東京大学・東洋文化研究所・教授)
附記1:参加申し込みなどの事前手続は必要ありません。
附記2:この報告は日本学術振興会・科学研究費助成事業(基盤研究(B)(一般))「現代中国思想史構築のための中国知識界言説研究」(課題番号24320022。代表:石井剛・東京大学・准教授。平成24年度~平成27年度)の成果の一部です。
担当:高見澤