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東文研セミナー・第2回東文研ライブラリー・トーク
「現在遡及入力中:乾隆版大蔵経とその特徴」が開催されました

報告


   2026年6月9日(火)12時05分より、東文研セミナー 第2回東文研ライブラリー・トーク「現在遡及入力中:乾隆版大蔵経とその特徴」が、東京大学東洋文化研究所入口ロビーおよびZoomにて開催された。話者は、柳幹康氏である。当日は、オンライン参加33名、対面参加20名の計53名が参加した。
    本トークでは、東洋文化研究所図書室において現在進められている、乾隆版大蔵経、すなわち乾隆蔵の書誌データ遡及入力作業を出発点として、乾隆蔵の構成とその特徴について紹介が行われた。乾隆蔵は、1735年から1738年にかけて刊行された中国最後の木版大蔵経であり、清代における仏教典籍編纂の一大事業として位置づけられる。東文研図書室が所蔵するのは、1989年に文物出版社により補刻印行された重印本で、全724函1657部から成る。
   トークでは、乾隆蔵の刊行経緯や構成に加え、1989年に刊行された重印本の意義についても言及された。文化大革命期を経た後の中国において、仏教典籍が再び刊行されたことは、近現代中国における仏教文化の復興を考えるうえでも重要である。さらに、現在東文研図書室で進められている遡及入力作業についても紹介され、研究者の利用に供するための基盤整備としての役割が説明された。
   質疑応答では、乾隆蔵の成立背景、大蔵経の構成、刊行に関わる歴史的経緯、また東文研所蔵本の整理状況や今後の利用可能性などについて質問が寄せられた。乾隆蔵という大部の仏教典籍をどのように把握し、研究資源として活用していくかについて、参加者との間で意見が交わされた。
   本トークは、東文研図書室所蔵資料の整理作業と結びつけながら、乾隆蔵の資料的価値と、中国仏教史研究における意義を確認する機会となった。

 

当日の様子

 

開催情報

日時:2026年6月9日(火)12時05分~12時55分

場所:東京大学東洋文化研究所入口ロビーおよびZoom

題目:現在遡及入力中:乾隆版大蔵経とその特徴

話者:柳 幹康(東京大学東洋文化研究所国際学術戦略室)

主催:東京大学東洋文化研究所図書室



登録種別:研究活動記録
登録日時:TueJun2313:23:072026
登録者 :森本・孟・神林
掲載期間:20260624 - 20260923
当日期間:20260609 - 20260609