第4回国際総合日本学(Global Japan Studies)サマープログラム“An Inquiry into Japan’s Postwar”が、7月1日―7月11日に開催されました。
今回参加したのは海外の学部生・大学院生17名と本学大学院生1名です。海外からは海外からはアマースト大学、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、ジョージ・ワシントン大学、武漢大学、バード大学、オーフス大学、中南林業科技大学、南カリフォルニア大学、アテネ大学、国立ロシア人文大学、香港大学、ノッティンガム寧波中国大学、アムステルダム自由大学、メキシコ国立工科大学、ウィリアム・アンド・メアリー大学、ボストンカレッジ、オックスフォード大学の学生が参加し、みな専門分野も多岐にわたるヴァラエティに富んだ顔ぶれとなりました。
11日間にわたるプログラム期間中、午前中は本学を代表する講師陣による、「戦後日本」の歩みを様々な角度から解明する講演を聴き、その後講師を交えてランチディスカッションを行いました。午後はそれぞれ講演と深く関連する場所、たとえば靖国神社、浅草寺、鹿島建設、山谷地区(東京)、吉原、日本共産党、日本航空のスカイミュージアムなどをめぐるフィールドトリップに出かけました。
今回のプログラムの大テーマは「戦後日本」というかなり専門性の高いものでしたが、日々の講義とフィールドトリップがリンクし合い、参加者たちの中に様々な問題意識を芽生えさせたようで、回を重ねるごとにディスカッションも熱を帯びたものになっていきました。また、海外の学生に対する日本語学習コースも毎日開かれ、日本語と日本文化に対する理解の促進がはかられました。
最終日には参加学生が6つのグループに分かれて、プログラムの内容を踏まえたテーマによる発表を行い、その成果に対して参加学生全員に修了証が贈られました。今回の経験を生かし、サマープログラムは来年も開催の予定です。
![]() 中野嘉子先生と昼食を共にしながらの討論会 | ![]() 日本航空スカイミュージアムへのフィールドトリップ |