2025年7月29日(火)、ラ・サール高等学校の生徒7名と引率の先生1名が、校外学習の一環として本研究所を訪問されました。
当日は、中島所長(教授)による講義が行われ、続いて図書室内の書庫を見学いただきました。講義では、研究内容や大学内部の学問の状況・雰囲気など、多岐にわたる話題が取り上げられ、生徒の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
講義後の質疑応答では多くの質問が寄せられ、生徒の皆さんの高い関心がうかがえました。訪問後のアンケートには、以下のような感想が寄せられています。
「研究内容や東大内部の事情、これからの学問のあり方などについて、先生の本音をたくさんお聞きすることができ、大変面白かったです」
「授業で扱っている漢文も、読解だけでなく哲学的な視点から見ることで新たな側面が見えてくると気づき、実践してみようと思いました」
「書庫の広さや蔵書数に圧倒されました。特に漢籍の背表紙から読み取れる本の内容(『二十四史』や『宋史』など)に強く興味を引かれ、書物の“濃さ”に驚かされました」
今回の訪問が、生徒の皆さんにとってアジア研究や人文学に対する関心を深めるきっかけとなれば幸いです。