【日 時】2016年10月13日(木)午後2:00~4:00
【会 場】東京大学 東洋文化研究所 3階 大会議室
【題 目】文献から見る中国の「新しい」司法改革
【発表者】徐 行(東洋文化研究所・助教)
【司 会】髙見澤 磨 (東洋文化研究所・教授)
【使用言語】日本語
【概 要】
2014年に始まった中国の「新しい」司法改革は、中国共産党18期4中全会の「法による国家統治の全面的推進」に関する決定を受けて、初めて国全体が取り組む一大プロジェクトとして推し進められるようになった。ところが、人民法院が主体となって推進してきた今までの司法改革と違って、今回のそれは積極的な宣伝活動を伴っているものの、その具体的な目標・制度設計・進展状況に関する情報公開は、むしろ以前よりも消極的になっている。
本報告は文献資料の分析を通じて今回の司法改革の「公開されている」現状を検討するとともに、中国の実情を調査する際の困難と障害を提示したい。
担当:徐