開催日時:2026年10月17日(土)10:30~12:00、14:00~15:30
会場:東京大学東洋文化研究所 3階 大会議室および Zoomウェビナーによるハイブリッド開催
講師:午前の部 辻 大和 准教授(東アジア第一研究部門)「『東医宝鑑』からみる朝鮮王朝時代の薬用植物」
午後の部 梅村 尚樹 准教授(東アジア第一研究部門)「宋代科挙と士大夫社会」
2026年10月17日(土)、第24回東京大学東洋文化研究所公開講座『アジアの学』を開催した。本講座は東京大学ホームカミングデイの一環として実施され、対面とZoomウェビナーを併用したハイブリッド形式で行われた。多くの方々の参加を得て、盛況のうちに終了した。
午前の部では、辻大和准教授が『東医宝鑑』を中心に、朝鮮王朝時代の医療と薬用植物について講演を行った。『東医宝鑑』が成立した歴史的背景や、同書に記された薬用植物の特徴について紹介されるとともに、朝鮮半島における医薬知識の蓄積と発展について解説された。医療・植物・文化が密接に結びついた東アジアの知の体系について、理解を深める貴重な機会となった。
午後の部では、梅村尚樹准教授が、中国宋代における科挙制度と士大夫社会について講演を行った。
宋代は科挙を通じて登用された官僚が政治や文化の中心を担った時代であり、講演では学歴社会の原点ともいえる科挙制度の実態や、それが社会に与えた影響についてわかりやすく説明された。また、科挙官僚として活躍した士大夫たちの姿を通じて、宋代に形成された新たな社会秩序や文化についても詳しく紹介された。
参加者からは、「東アジアの歴史や文化について新たな視点で学ぶことができた」「普段接する機会の少ないテーマをわかりやすく理解できた」「午前と午後で異なる分野の講演を聴くことができ、大変興味深かった」など、好意的な感想が寄せられた。