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東文研セミナー「「仁」字の本義とその思想/从“仁”字的本义阐述其思想内涵」のお知らせ

 下記の要領にて東文研セミナーを開催します。

日時:2019年7月1日(月)15:10~16:40

会場:東京大学 東洋文化研究所 3階 第2会議室

報告者:史 傑鵬(中国古代史家、東京大学・東洋文化研究所・訪問研究員)

題名:「仁」字の本義とその思想/从“仁”字的本义阐述其思想内涵

要旨:
 「仁」は先秦儒家思想の核心的概念である。その本義については、『説文解字』に記載があり、また、古来より多くの学者によって研 究されてきたが、人々を十分に満足させるだけのものとなっておらず、先秦儒家思想の理解にも影響を与えてきた。本報告においては、近年出土さ れた楚の文献を通じて「仁」の古文字字形を集め、伝世先秦文献とつきあわせ、音韻学・訓詁学を用い、音声から語義を研究すことで、「仁」の本 義を分析することを試みる。このことは先秦思想史研究においても意義があると信じる。

“仁”是先秦儒家思想的核心概念,但它的本义究竟是什么,虽然《说文解字》中已有界定,古往今来也有很多学者做过探讨,但都难以让人惬意 ,而这会影响学界对先秦儒家思想的理解和阐发。本文通过近年来出土的楚国文献,收集了“仁”的诸多古文字字形,并结合传世先秦文献,以音韵学 、训诂学为工具,运用“因声求义”的方法,分析了“仁”的本义并阐发其精微内涵,有助于加强学界对先秦儒家理念的把握,在先秦思想史的研究方 面也有一定的意义。
 关键词:“仁”的本义 因声求义 思想内涵

主催:東京大学・東洋文化研究所・班研究「中国法研究における固有法史研究、近代法史研究及び現代法研究の総合の試み」(主任 高見澤 磨・東京大学・東洋文化研究所・教授)(takamizaあっとioc.u-tokyo.ac.jp)

附記1,講演は中国語で行われます。通訳はつきません。
附記2,参加申し込みなど事前の手続きはありません。

※Language : Chinese
※No entry is requested.

Hosted by Regular Research Project of An Attempt at the Integration of Studies in the Traditional , Modern and Contemporary Chinese Legal System

担当:高見澤



登録種別:研究会関連
登録日時:ThuMay3015:17:592019
登録者 :髙見澤・田川
掲載期間:20190531 - 20190701
当日期間:20190701 - 20190701