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松田教授が台湾の蔡英文政権2期目の課題について台湾メディアのインタビューを受けました

 松田教授が台湾の蔡英文政権の2期目の課題について台湾のテレビ局TVBSおよび国営通信社の中央通訊社のインタビューを受けました。その概要は以下の通りです。
 蔡英文政権は、新型コロナウイルス感染症対策で大成功を収め、就任以来最高の支持率を得た状態で2期目の就任式を迎えた。経済状況は厳しいものの、さい先のよいスタートとなった。ただし、選挙戦から防疫政策にいたるプロセスで中国大陸との関係は悪化の一途をたどった。また米中関係も国交正常化以来最悪の状況になっている。中台関係は米中関係の影響を強く受けるため、中台関係改善の糸口は全く見えない状況にある。就任演説でも、基本的には「現状維持」のメッセージを送り、挑発もしないというこれまでの政策の継続性が強い。中国は対台湾政策や対米政策の点で手詰まり状態にあり、中台関係はさらに難しい局面に入っていくことになる。

(1)「T台政経話 蔡英文連任展開新局!台湾迎520行情?!」(中国語)、TVBS NEWS、2020年5月20日。
https://www.youtube.com/watch?v=qQVWuSEUfeE&fbclid=IwAR24Xn-yJ-i5r1ZNIe5Gigqg2Xb-4m9YPcM1JhhNfrnVyqmZFTid_pW8UeY
[22:40-30:18]

(2)「蔡総統就職演説 日学者:冷処理両岸関係」、中央通訊社、2020年5月20日。
https://www.cna.com.tw/news/aipl/202005200421.aspx



登録種別:研究活動記録
登録日時:ThuMay2115:18:262020
登録者 :松田・田川・藤岡
掲載期間:20200522 - 20200820
当日期間:20200520 - 20200520