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第3回東文研・ASNET共催セミナー(6月3日)

第3回東文研・ASNET共催セミナー「健康と幸福と不平等:仏教の観点から」

下記の要領で第3回共催セミナーを開催いたします。
皆様、奮ってご参加下さい。なお、参加申し込みは不要です。

日時: 2010年6月3日(木)17:00~18:00
会場: 東京大学東洋文化研究所 1階ロビー
報告者: 池本幸生(東洋文化研究所 教授)
コメンテーター: 馬場紀寿(東洋文化研究所 准教授)
報告題目: 「健康と幸福と不平等:仏教の観点から」
報告要旨
 1980年代以降の社会疫学的研究は、不平等(社会格差)が健康に悪影響を及ぼすことを明らかにしてきた(ウィルキンソン、2009)。
不平等が人々のストレスを増し、それが健康を害するのであるが、それは人々の幸福にも悪影響を及ぼす。
日本が1990年代に経済成長のために不平等を導入した時期に自殺が急増したことからも窺えるように、日本人の健康と幸福にとっても不平等化は深刻な問題である。
このような社会疫学的研究は、膨大なデータの蓄積によって初めて科学的に示されるようになったのだが、心の安定が健康に良いということは直感的に理解できないものではない。
宗教、特に仏教はそれを実践していたのではないかという仮説を専門外の立場から提起し、仏教を専門とされる馬場先生のご意見を伺う。

参考文献: リチャード・ウィルキンソン『格差社会の衝撃:不平等な格差社会
を健康にする法』
(書籍工房早山、2009年)

お問合せ先:日本・アジアに関する研究教育ネットワーク事務局
電話:03-5841-5868
e-mail: asnet[at]asnet.u-tokyo.ac.jp


登録種別:研究会関連
登録日時:Thu Jun 10 13:39:34 2010
登録者 :研究支援担当
掲載期間:20100602 - 20100603
当日期間:20100603 - 20100603