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東文研セミナー「おかんと学者・学者とおかん座談会(科研「「野の芸術」論―ヴァナキュラー概念を用いた民俗学的アート研究の視座の構築」(研究代表者:菅豊)第4回研究会)」が開催されました

報告

 2020年1月12日(日)13時から東文研セミナー「おかんと学者・学者とおかん座談会」が開催された。本研究会は、菅豊教授(東京大学)を研究代表とする科研プロジェクト「「野の芸術」論―ヴァナキュラー概念を用いた民俗学的アート研究の視座の構築」の第4回研究会である。
 2009年の初開催以降、今年で10回目を迎える「おかんアートとハンドメイド展」の中で開催された本研究会「おかんと学者・学者とおかん座談会」は、出展者と50人以上の来場者が会場に詰めかける中、おかん(おとん)アーティストと本科研の研究者たちの対談形式のもとで開催された。研究者とおかんアーティストの一対一の対談では、作品作りに対する熱意や創意工夫、おかんアートを通じての人間関係の構築、作品の流通など多彩なテーマが次々と登場し、時に会場の来場者をも交えた熱い意見交換や質疑応答が交わされた。(文責:川野裕一朗)

※本研究会はJSPS科研基盤B「「野の芸術」論―ヴァナキュラー概念を用いた民俗学的アート研究の視座の構築」(研究課題/領域番号19H01387)の研究成果である。

当日の様子

開催情報

■日時
・第10回「おかんアートとハンドメイド展」:2020年1月12日(日)、13日(月・祝) 10:30~18:00
・「おかんと学者・学者とおかん座談会」:2020年1月12日(日) 13:00~14:30

■場所
クレープと駄菓子の店「淡路屋」含む隣接4カ所/研究会会場:第一会場(バレエ教室)
(神戸市兵庫区笠松通7-3-6 神戸市営地下鉄海岸線和田岬駅より徒歩5分)

■趣旨
 どこの家にもあるおかん(母)の手芸作品。捨てるのはもったいない、それを作品に変えていくおかん達。そんなおかんや作品を直接見て感じてほしいという思いから、2009年よりおかんアート展を開催してきました。
  10回目となる今回は、和田岬の「淡路屋」と隣接するバレエ教室・元洋裁店・スナックで開催します。おかんアートと老若男女のハンドメイド作品が大集合!
 そして、未来のおかんアート界を担う21世紀枠に少女・乙女・男子も出展します。
 さらに12日(日)13:00より14:30まで「おかんと学者・学者とおかん座談会」を開催し、学者とおかんによる熱い語らいを繰り広げます。
 展示・販売・お教室や喫茶など盛りだくさん。
 2020年の幕開けに、ぜひふらりお立ち寄りくださいませ!

■共催
下町レトロに首っ丈の会(http://citamatiretro.com)、「野の芸術」論研究会(科研「「野の芸術」論―ヴァナキュラー概念を用いた民俗学的アート研究の視座の構築」グループ(研究代表者:菅豊))、東京大学東洋文化研究所班研究「東アジアにおける「民俗学」の方法的課題」研究会(主任:菅豊)

担当:菅



登録種別:研究活動記録
登録日時:ThuJan1607:54:072020
登録者 :菅・川野・藤岡
掲載期間:20200112 - 20200416
当日期間:20200112 - 20200112