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題目:
清末変法思想における新と旧
講演者:
王 勇(法学博士、政治学PD、大連海事大学法学院副教授。中国法理学研究会理事。中国立法学研究会理事。東京大学・東洋文化研究所・訪問研究員)
日時:
2017年1月5日(木)14:55~16:40
場所:
東京大学・東洋文化研究所・3階大会議室
企画趣旨:
従来の清末変法史研究においては、類型的な歴史叙述に重きが置かれてきた。このことが法思想や政治思想における伝統的政教観念の構造的意義を見えにくくしてきた。観念的変容の観点から見ると、器物→制度→文化への変化にひそむ華夷思想の強い影響が見られる。この影響は変革・保守双方が伝統の中から自己を正当化する主張に現れている。「信古」によって「歴史的記憶」が示されて法制度及び政治制度に強い影響を与えている。西洋由来の知識と古学の伝統が出会う中で清末変法は極めて複雑な観念の系譜を示している。
主催; 東京大学・東洋文化研究所・班研究「中国法研究における固有法史研究、近代法史研究及び現代法研究の総合の試み」(主任 高見澤磨・東京大学・東洋文化研究所・教授)
担当:高見澤