この度、日本のイスラーム美術史研究の最先端を走られる班員のお二人にご発表をお願いいたしました。対面・オンライン併用となります。ご登録のうえ、どうぞ奮ってご参加ください。
日時:2024年9月24日(火) 16時〜19時
場所:東京大学東洋文化研究所3階第1会議室
https://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
参加登録:
https://forms.gle/1pRiGvU4Nug5ySu8A
プログラム:
1)16時〜17時30分
鎌田由美子氏(慶應義塾大学)
「イスラーム美術と日本―明治から昭和初期の芸術家とコレクターをめぐって―」
明治期以降、ヨーロッパ留学を機にイスラーム美術に出会った芸術家として岡田三郎助、児島虎次郎、富本憲吉、南薫造、吉田博をとりあげ、彼らとイスラーム美術のかかわりについて考察する。あわせて、細川護立が1920年代のパリでイスラーム美術品を蒐集した状況についても考察する。
2)17時30分〜19時
小林一枝氏(早稲田大学)
「民画に表された『ブラーク像』再考」
預言者の「昇天図」から派生したブラークの単独図像は、国立民族学博物館(大阪)所蔵のセネガルのガラス絵では現地の女性の容貌で描かれている。この図像の成立をめぐってカイロやインドで制作された同主題の石版画との関連を考察していく。
お問い合わせ:桝屋友子 masuya(at)ioc.u-tokyo.ac.jp