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Early Modern Financial History Seminarにて黒田教授が招待講演

報告

 4月19日、ヨーロッパの経済史研究者を中心として運営されている国際オンライン研究会Early Modern Financial History Seminar が開催され、黒田教授の講演‘‘Modernity’ as a Product of Global Delocalization of Money,’をめぐって議論がおこなわれました。中央銀行を介して国家が貨幣供給を独占する現行制度への変遷を目的論的に叙述する歴史観ならびにその背景にある決定論的枠組みに対して、地球大の史実を踏まえて、内生的・外生的双方からせめぎあう貨幣創出をメゾ・スコープに着目して理解していく黒田の方法について、国家との関係、遠隔為替網の形成の影響、顕名的信用依存の農村などの視点から質疑がおこなわれました。

Early Modern Financial History Seminar
Editors: Stefano Condorelli (Bern), Sebastian Felten (Wien), Nadia Matringe (LSE), Daniel Menning (Tübingen), and Koji Yamamoto (Tokyo)
Early Modern Financial History Seminar (hypotheses.org)

担当：黒田

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登録種別：研究活動記録
登録日時：ThuApr2110:15:462022
登録者　：黒田・田川
掲載期間：20220422 - 20220722
当日期間：20220419 - 20220419