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佐藤仁教授が 第21回 国際開発研究・大来賞を受賞

 2016年4月から2017年3月までに出版された国際開発分野における課題を主たるテーマとした日本語の研究図書を対象として公募された今年の大来賞には、33件、31作品の応募があり、佐藤仁教授の著書『野蛮から生存の開発論ー越境する援助のデザイン』(ミネルヴァ書房、2016年)が受賞作に選ばれた(もう一点の受賞作は田中由美子氏の『「近代化」は女性の地位をどう変えたか』(新評論、2016年)。
 2月1日に行われた授賞式・記念講演会では60名あまりの聴衆を前に、佐藤教授が「開発研究の和製化を考える」と題した講演を行い、福澤諭吉が『文明論之概略』で示した「一身にして二生を経る」を想起しつつ、欧米流の開発学を学ぶのと同時に、日本の開発経験に則った「定見」を確立し、それによって欧米流の開発学を相対化していくことの重要性を強調した。

表彰式・講演会の様子



登録種別:研究活動記録
登録日時:SatFeb0303:13:172018
登録者 :佐藤・藤岡
掲載期間:20180201 - 20180501
当日期間:20180201 - 20180201