日時 / Date: 2015年10月8日(木)14:00-16:00 / 2:00 – 4:00 pm on Thursday, 8th Oct 2015
会場 / Venue :東京大学 東洋文化研究所 3階 大会議室 / Conference room 303 (3rd floor), Institute for Advanced Studies on Asia, The University of Tokyo
題目 / Title :ポスト<開発>の人類学と協同性のポリティクス:南インドの農村とグル
発表者 / Speaker :池亀 彩 (東洋文化研究所・准教授) / IKEGAME Aya (Associate Professor, IASA)
司会 / Chairperson:名和 克郎 (東洋文化研究所・教授) / NAWA Katsuo (Professor, IASA)
使用言語 / Language: 日本語 / Japanese
概要 / Abstract:
開発を対象とする人類学は、1990年代の開発言説批判から、開発プロジェクトの生み出すさまざまな社会関係を描写していく「開発の民族誌」へとシフトしている。本研究では、開発を一枚岩的に否定する前者と開発の複雑性を明らかにしつつも依然上からのプロジェクト中心の後者とを共に乗り越える視点としてポスト<開発>の人類学を考えていきたい。発表者のこれまでのグル研究を発展させる形で、深刻な水資源の枯渇やグローバルな環境主義が、グルという媒介者を通じて、どう新しい協同性を生み出す契機となっているのか、またその協同性のポリティクスとはどういうものなのかを南インドの農村部の事例から分析していく。
担当:池亀