緬甸(ミャンマー)勉強会を下記の要領で開催いたしますので、ご参集ください。
今回は、1999年から、3度11年にわたって北シャン州に住み、彼の地の開発プロジェクトに携わってこられた吉田実氏に、シャン州の民族問題の深層をお話していただきます。
また、研究会の後、夕食会も予定しております。
配布資料作成および夕食会の会場確保の都合上、参加される方は<返信フォーム>にて、ご連絡ください。
日時: 9月30日(土曜日)15:30 ~18:00
場所: 東京大学東洋文化研究所3階第一会議室
(東洋文化研究所の場所は下記のURLを参照してください。)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_12_02_j.html
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
報告者:吉田実氏(国際農林業協働協会)
タイトル:ヘリコプターで運ばれて:混沌とする北シャン州の少数民族武装組織との停戦和平協議の行方は?
要旨:
2011年に民政移管後、ミャンマー政府は2012年から少数民族武装組織との全国停戦協議を強く進めている。政府が交渉している16組織のうち、全国停戦協定に署名したのは半数の8組織。兵力規模からすれば約1/3である。未署名組織の多くは北シャン州をベースとしている。
北シャン州では2009年から戦闘が頻発し、特に2015年以降は国軍と武装組織の戦闘が途切れなく発生し、地域の治安が著しく悪化している。それでも政権は、停戦協議を進めるべく、全国停戦協議の俎上へ未署名組織を参加させる交渉努力を行ってきたが、一向に政権と武装組織の妥協点は見いだせていない。期待されていたアウンサン・スーチー氏主導によるパンロン会議でも成果は見えてこない。さらに、北シャン州の未署名7組織は連帯するとともに、停戦協議に新たな流れを作り、先行きが混沌としてきた。
ここでは、2009年、2015年の治安悪化の引き金となったミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)の横顔、一般市民の生活への影響、またMNDAA戦闘地帯からヘリコプターで運ばれた報告者の経験も織り交ぜながら、北シャン州を中心とした停戦協議について考えたい。
*参加される方は、髙橋昭雄(takahashi_at_ioc.u-tokyo.ac.jp)[(_at_)=@]まで ご一報ください。
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担当:髙橋