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教員の新著が刊行されました
高橋昭雄著 『蒼生のミャンマー: 農村の暮らしからみた、変貌する国』(明石書店)

著者からの紹介

  著者は、現在のミャンマー連邦共和国が「ビルマ連邦社会主義共和国」と呼ばれていた1986年から農村の社会経済調査を始め、同国の人口の3分の2が居住するにもかかわらず、ブラックボックスであった農村の実相を次々と明らかにしてきました。
 1989年のクーデターで、ビルマは社会主義政権から軍事政権になり、国名もミャンマーに変わりました。その後、2011年の民主化への移行政権を経て、2016年にはアウンサンスーチー率いる民主主義政権が成立しました。このように政体が目まぐるしく変わった30年間、農村はどのように変わってきたのでしょうか?このような政治経済体制の変化は市井の人々からはどのように見えているのでしょうか?
 本書は、この30年間に著者が訪れた幾多の農村に住む人々のEveryday lifeを中心にして書き綴った一話完結の新聞紙上のエッセイを、テーマ別に並べ替えて集成したものです。名もなき村人たちの日々の暮らしから、民主化、近代化、経済政策、土地制度、法制度、組織、労働、内戦、宗教、相続等々に関わるミャンマーの深層が見えてきます。


目次等、詳細情報は教員の著作コーナーに掲載した記事をご覧ください。



登録種別:研究活動記録
登録日時:MonMar2611:10:542018
登録者 :高橋・松本・野久保(撮影)・藤岡
掲載期間:20180326 - 20180626
当日期間:20180326 - 20180326