2026年3月12日、東洋文化研究所にて東文研セミナー「近代オスマン帝国の市行政医のプロソポグラフィ研究」が開催された。このセミナーでは、本研究所ポスドク研究員/日本学術振興会特別研究員PDの鈴木真吾氏が報告を行った。会場には9名、オンラインで17名の参加者があった。鈴木氏は報告において、プロソポグラフィ(集合的伝記研究、ある集団や組織に所属する人々それぞれの社会的出自や学歴、収入や政治活動などを数値化・類型化することで、その集団や組織の特徴を解明する研究)の手法やオスマン帝国官僚の履歴をまとめた人事記録簿の史料的特性を紹介するとともに、近代オスマン帝国で勤務した医系官吏を事例とした分析の結果を示すことで、近代オスマン社会における社会移動の一端を明らかにした。報告の後、デジタル人文学の手法の導入可能性や具体的なデータの扱いなど、参加者との活発な議論が交わされた。(文責 永島育)
日時:2026年3月12日(木) 16:30〜18:00
会場:東京大学東洋文化研究所3階第1会議室/Zoom
報告者:鈴木真吾(東洋文化研究所/日本学術振興会)
題目:近代オスマン帝国の市行政医のプロソポグラフィ研究
司会:秋葉淳(東洋文化研究所)