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松田教授が「新型コロナウイルスと習近平の選択」と題した書いたコラムが『自由時報』に掲載されました

松田康博教授が、 「新型コロナウイルスと習近平の選択」と題した書いたコラムが『自由時報』に掲載されました。その概要は以下の通りです。

 新型コロナウイルス感染症の感染爆発は、習近平の算盤勘定を狂わせた。もともとは2019年に社会全体の経済水準をまずまずのレベルに上げ、脱貧困を達成し、2021年に中国共産党成立百周年を勝利のうちに迎えてから、万全な態勢で2022年に党総書記に三選することを目指していた。ところが、感染爆発により、想定外の批判を内外から受けることとなった。3月に入って中国の感染状況が落ち着き、アメリカが感染爆発期に入った頃から、中国はアメリカに対して不必要と思える挑発的宣伝を繰り返した。挑発に乗った米トランプ政権は常識外れな中国批判を繰り返した。このころから、中国の宣伝部門は「反米愛国主義カード」を切り、不満の矛先をアメリカに向けることに成功したと言える。習近平は自らの政治生命のため、対米関係のさらなる悪化を選択したと言えるが、そのコストは、14億の中国人民によって支払わされることとなる。新型コロナウイルス感染症は、米中間の「新冷戦」を急速に進展させてしまったのである。

● 全文は以下のURLで見られます。
「星期専論≫新冠病毒與習近平的選択」『自由時報』2020年5月31日。
https://talk.ltn.com.tw/article/paper/1376457?fbclid=IwAR3ZdEyQXaLNmQ1vT6HSVpDNEXpBsIs0aFLIozwJ0hEJ66dfs5fSbJPie4Q



登録種別:研究活動記録
登録日時:MonJun0116:23:332020
登録者 :松田・田川・藤岡
掲載期間:20200602 - 20200831
当日期間:20200531 - 20200531