5月27日に中国・上海の上海交通大学国際與公共事務学院で、松田教授が「馬英九政権時期の日台関係」と題して講演・座談会を行いました。
松田教授は同講演で、馬英九政権が、➀民主化後初めての非本土派政権であり、当初日本から不安視されていたが、大震災への支援を通じて「反日懸念」を払拭したこと、②米、日、中との間で、同時に良好な関係を追求し、実現した希な政権であること、③尖閣諸島問題などの危機的状況を利用して「日台漁業取極」の締結に成功したこと、等の特殊な対日関係を構築した政権であることを解説しました。
当日は大学教員および大学院生合わせて20名余りの参加者があり、日本国内の対台湾認識や、来年民進党への政権交代が実現した場合の日台関係の発展方向等について、活発な議論が展開されました。