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東文研セミナー(緬甸勉強会)「19世紀英領ビルマにおけるキリスト宣教と植民地支配:カレン・バプテストの理解と対応」が開催されました

報告

 班研究『ミャンマー近現代史における「国」と「民」(主任;髙橋昭雄)』 の一環として、「緬甸(ミャンマー)勉強会」が、2月15日、東洋文化研究所 で開催された。
 藤村瞳氏(上智大学特別研究員)が、「19世紀英領ビルマにおけるキリスト宣教と植民地支配:カレン・バプテストの理解と対応」と題する発表を行った。19世紀英領ビルマで、米国バプテスト派に改宗したカレン語話者たちが、「近代性」と接触し、それを独自に理解し、次第に「民族」や「国家」などの近代レトリックを用いて政治的主張を展開いく過程を、スゴー・カレン語史資料を駆使して分析した研究成果の発表が1時間半にわたって行われた。その後、カレン民族史の研究者を中心に質問やコメントが相次いで提起され、活発な議論が展開された。参加者は20人だった。

(コーディネーター:髙橋)

当日の様子

担当: 髙橋



登録種別:研究活動記録
登録日時:MonFeb1707:51:282020
登録者 :髙橋・田川・藤岡
掲載期間:20200219 - 20200515
当日期間:20200215 - 20200215