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東文研セミナー「コミットしてゆくフィールドワーク I :自身を書き込むソシオ・グフラフィーへの挑戦」が開催されました

 東文研班研究「往来型フィールドワークがつくる社会生活(主任:青山和佳教授)」の一環として昨年度から試みているワークショップが本年度も秋田公立美術大学にて行われた。
 本年度は関西大学の清水展教授のアレンジで「コミットしてゆくフィールドワーク:自身を書き込むソシオ・グフラフィーへの挑戦」というテーマのもとに、青山和佳教授(東文研)、中西徹教授(東京大学)、岸健太教授(秋田公立美術大学)が参加しての全4セッションの構成であった。
 初日、第一セッションとして、青山教授が”Imagining My Little Book Talk Tour”と題する報告を、第二セッションとして清水教授が「応答するフィールドワークという試行錯誤―ピナトゥボ・アエタとの40年のお付き合い、または “Anthropology of Response-ability” の企て」と題する報告を行った。
 翌日は、中西徹教授が「経済学からの『逸脱』と『あるべき調査』からの『離脱』(あるいは『看取り』探し?)」と題する報告、および秋田公立美術大学の岸健太教授が「越境するアートー『巻き込み巻き込まれ』の関係を醸成するアーバンスタディーズ実践」と題する報告を行った。
 両日ともに、秋田公立美術大学の学部生と院生合計7名の参加を得て、活発な議論と交流が行われた。また、当日資料した資料・記録は、他の班研究メンバーとも共有された。

 

※研究会はJSPS科研基盤A「応答の人類学:フィールド、ホーム、エデュケーションにおける学理と技法の探求」(研究代表者:清水展、研究番号/領域番号16H01968)、JSPS科研基盤C(特設分野「オラリティと社会」)「三世代のサマ・バジャウ移民家族を生活史の語り合いでつなぐー記憶の分有と想像力」(研究代表者:青山和佳、研究課題/領域番号18KT0077)、ならびに京都大学東南アジア地域研究研究所共同利用・共同研究拠点「東南アジア研究の国際共同研究拠点」共同研究「人間の回復と地域社会の再生のための開発実践考:フィリピン・ダバオ市の有機農園を対象とした予備的考察 」の研究成果の一部である。

担当:青山



登録種別:研究活動記録
登録日時:MonFeb1013:47:372020
登録者 :青山・藤岡
掲載期間:20200211 - 20200509
当日期間:20200208 - 20200209