2026年7月28日(火)、ラ・サール高等学校の生徒20名と引率教員1名が、校外学習の一環として東京大学東洋文化研究所を訪問されました.
当日は、梅村尚樹准教授による「宋代の科挙試験」と題する講義が行われました。講義では、中国王朝時代の官僚登用制度である科挙について、その仕組みや試験内容、合格者の社会的背景、さらに科挙が社会や文化に与えた影響などが紹介されました。現代の入学試験や国家試験との比較も交えながら説明が行われ、生徒の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
講義後には図書室内の書庫見学を実施しました。保存されている漢籍や研究資料について説明を受けながら、普段接する機会の少ない学術資料や研究環境に触れていただきました。書庫の規模や豊富な蔵書に、生徒の皆さんは大きな関心を寄せていました。質疑応答では、科挙制度や中国史、大学での研究活動などについて活発な質問が寄せられました。
見学後のアンケートには、次のような感想が寄せられています。
「朱子学と科挙とのつながりという部分が特に面白かった。歴史や文化というものは何かの理由があり、つながりがあるのだと感じた。」
「科挙を受験するメリットなど、今まで全く考えたことのなかった着目点があり、とても勉強になった。」
「書庫見学では、一つの国の史料だけでもあれだけの量があるという光景に圧倒された。」
「東洋文化を学ぶことが現代にどのようにつながるのかを意識しながら、今後の学習に取り組んでいきたいと思った。」
今回の訪問が、生徒の皆さんにとって東洋学やアジア研究、人文学への理解と関心を深める機会となれば幸いです。