今夏、神奈川県立金沢文庫を会場として特別展「東京大学東洋学研究所×金沢文庫 東洋学への誘い」(会期2019年7月20日〜9月16日)が開催されました。
本展では、本研究所蔵の漢籍善本やイスラーム写本などの貴重書をはじめ、東方文化学院東京研究所旧蔵資料など約100点を一堂に公開。宋版や旧鈔本『文選集注』など金沢文庫が保管する国宝、重要文化財があわせて展示されました。開所以来の大規模な展示となった本展には4,350名が来場し、活況のうちに閉幕しました。
また、本展開催にあたり実施された本所と神奈川県立金沢文庫による史料調査では、新たな知見も得られました。その成果は展覧会図録や本所教員による連続講座(全5回)などを通じて広く一般に還元されました。
「神奈川県立金沢文庫にて7月20日から開催された「東京大学東洋文化研究所 × 金沢文庫 東洋学への誘い」は9月16日をもちまして無事終了いたしました。大変暑い中、展示と連続講演会にたくさんの方に足をお運びいただきました。どうもありがとうございました。展示と図録作成にご尽力いただきました神奈川県立金沢文庫様には心より御礼申し上げます。」
東京大学 東洋文化研究所
所長 桝屋 友子
「今夏、東京大学東洋文化研究所の皆様の全面的なご協力により、東方文化学院旧蔵書を始めとする貴所所蔵の貴重な仏典、漢籍、イスラーム写本からオスマン帝国時代の刊本まで幅広い充実した展示が開催でき、その成果を図録『東洋学への誘い』として刊行できましたことに厚く御礼を申し上げます。お蔭様で宋・元の漢籍、仏画の世界であった金沢文庫に新しい頁を開くことができました。」
神奈川県立金沢文庫
文庫長 湯山 賢一
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