日時:2013年11月28日(木)15:00-16:30
会場:東京大学 東洋文化研究所 3階 第二会議室
講師:劉 震 (LIU Zhen) (復旦大学 文史研究院 副教授)
題目:Some Reflections on an Early Mahāyāna Text Hastikakṣyasūtra 《早期大乘經 <象腋經>考》
司会:大木 康(東洋文化研究所 所長)
使用言語: 英語
担当:大木
報告:
2013年11月28日(木)に、東洋文化研究所3階第二会議室において東文研セミナー「劉 震先生(復旦大学文史研究院)をお迎えして」が開催された。大木 康 東洋文化研究所所長の司会により、本研究所に訪問研究員として滞在している劉 震 (LIU Zhen) 復旦大学文史研究院副教授が、Some Reflections on an Early Mahāyāna Text Hastikakṣyasūtra 《早期大乘經 <象腋經>考》と題して発表した。
初期大乗経典、Hastikakṣyasūtraは、漢訳二種とチベット訳とともに、サンスクリット写本とコータン語訳写本が残るが、そのタイトルは様々に翻訳されており、原題がなんであったかについて大きな問題が残されている。テキストの構造、サンスクリット写本、関連文献の調査に基づいて、本経の原題とその変容を復元する発表だった。約二十名の参加者があり、発表後は熱心に議論が行われ、盛会に終わった。