日時:2021年12月16日(木)14時~16時
会場:オンライン(Zoomミーティング)
申込方法:登録フォーム ( https://forms.gle/GbntHXwV8NZS1nst6) より、12月15日までにお申し込みください。12月16日正午までにZoom入室用URLをお送りいたします。
題目:複数の主権空間を想像する:『インド残酷物語』と無縁の思想
発表者:池亀 彩(東京大学東洋文化研究所・准教授)
※2021年9月離任、10月より京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・准教授
司会:菅 豊(東京大学東洋文化研究所・教授)
コメンテーター:安冨 歩(東京大学東洋文化研究所・教授)
使用言語:日本語
要旨:
これまで南インドの王権やグル(宗教リーダー)を研究対象としてきた発表者は、帝国や国民国家の枠組みの下でも権力や権威を失わなかった王やグルたちを「主権のパフォーマー(sovereign performers)」とみなし、彼らがどのような社会サービスを地域社会において提供しているのかを調査・研究してきた。本発表では、こうした研究のスピンオフ的に生まれた『インド残酷物語 世界一たくましい民』(集英社新書)について紹介しながら、現代の日本において「インド」という世界を知ることの意義を考えます。