佐藤仁教授は2016年11月2日にラオス国立大学の創立20周年を祝う国際会議 Human and Natural Resources, and Sustainable Development にて招待講演 From Competition to Dependency を行った。
その中で佐藤教授は、適者生存の発想にルーツをもつ米国流の競争史観から、生き残るものとそうでないものの相互依存関係を軸にした「依存史観」への移行を唱えた。
会場にはラオス国立大学経済・ビジネス学部の教職員や学生など300名以上が集まり、特に批判的な意見を出しにくいアジアの土壌をどのように改変していくかなどについて活発な議論が行われた。大会場にもかかわらず女子学生が果敢に挙手をし、英語で質問をしていたのが印象的で大いに励まされた。
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