以下の通り第180回東文研・ASNET共催セミナーを開催します。
今回は6月5日火曜日 に1階ロビーにて、ランチタイムでの開催です。ランチ持参でお気軽にご参加ください。
インドネシア・スンバ島の暦を読み解く――ゴカイの群泳と二つの大祭に関する調査から
日時:2018年6月5日(火)12:00~13:00
会場:東京大学東洋文化研究所 1階ロビー
発表者:古澤拓郎氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・准教授)
報告概要:
雨季と乾季のあるスンバ島西部では、農耕に暦が欠かせない 。そして、この暦に従って毎年いくつもの大祭が営まれてきた。
暦の置閏法を明らかにすべく 、報告者は、ゴカイ類の生殖群泳と、それにまつわる騎馬戦の大祭、乾季終わりの大祭についての再調査を 行った。
その結果明らかになったのが、隣接する山間地と海岸低地、あるいは、異なる言語集 団間で「シグナルの伝達」が行われており、これによって柔軟なかたちで、太陽周期と暦が同期されること であった。
使用言語:日本語
主催:東京大学東洋文化研究所(IASA)、東京大学国際総合日本学ネットワーク(ASNET)
問い合わせ:asnet[at]asnet.u-tokyo.ac.jp