News

 東文研セミナー「国際連盟保健機関から世界保健機関、ユニセフへ―機能的国際協調の継承と発展―」

下記の要領でセミナーが開催されますので、ご案内いたします。

日時：2010年7月15日（木）　14時～16時
場所：東京大学東洋文化研究所、大会議室
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
報告者：安田佳代（東洋文化研究所、特任助教）
題目：「国際連盟保健機関から世界保健機関、ユニセフへ―機能的国際協調の継承と発展―」
司会：松田康博（東洋文化研究所、准教授）
コメンテーター：池本幸生（東洋文化研究所、教授）

概要：
伝染病情報システムや国際統計の整備など、今日の国際衛生事業の土台の多くは、国際連盟時代に築かれた。
本報告はWHO及びユニセフの設立プロセスを、国際連盟保健機関（LNHO）のテクノクラート達の動きから辿り、
戦後の国際福祉事業を支える二大国際機関が、LNHOの経験と反省の上に築かれたことを示し、
その国際政治的意義を検討していくものである。LNHOによるアジアでの活動を紹介しつつ、
LNHOの事業と機能的国際協調（事業を通じて機能的に国際協調が形成されるという考え）の試みが、
国際安全保障構想の進展に助けられる形で、戦後に引き継がれたことを明らかにしていく。

お問い合わせ先：安田佳代（東洋文化研究所）
e-mail tkfmky[at]ioc.u-tokyo.ac.jp
tel 03-5841-5868