日 時: 2018年1月18日(木)14:00-16:00
会 場: 東京大学 東洋文化研究所 3階 大会議室
題 目: 軍事的対峙時期の中台関係:蔣介石による大陸反攻の起源・計画・終焉
発表者: 松田 康博(東洋文化研究所・教授)
司 会: 園田 茂人(東洋文化研究所・教授)
コメンテーター: 清水 麗(東洋文化研究所・特任准教授)
使用言語:日本語
概 要:
蔣介石が構想した「大陸反攻」は、果たしてどのような政策だったのか。いつ始まって、いつ終わったのか。大陸反攻は本物の政策だったのか、それとも台湾を独裁的に統治するための方便にすぎなかったのか。「大陸反攻」構想は、中国の対外関係や内政にどのような影響を与えたのか。中台の軍事的対峙は、アジアの冷戦史上どのように位置づけるべきなのか。これらの諸問題は、研究者によって答えが異なりうる。これらの問題に、説得力をもって答えるためには、1950年代から60年代の関連史料をどのように読み込むかという研究戦略が欠かせない。本報告では、史料情況と史料の読み方、そして、上記の諸問題に対する暫定的な解答にチャレンジしてみたい。
担当:松田