この度は、2020年2月10日(月)付で告知させていただいた以下の東文研セミナーにつきまして、
誠に残念ではございますが、中止が決定しましたことをお知らせ申し上げます。
ブレア氏は来日を非常に楽しみにされており、ぎりぎりまで、当初のスケジュール通り来日し、講演を行うつもりでいらっしゃいました。
しかしながら、今般の新型コロナウイルス感染症の流行拡大に鑑み、両氏共に、来日を延期されることになりました。 講演を心待ちにしてくださった皆様には大変申し訳ございませんが、ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様におかれましても、時節柄、くれぐれもご自愛ください。
東京大学東洋文化研究所班研究「イスラーム美術の諸相」は、以下の要領で、東文研セミナーを開催いたします。
来たる3月に、東京大学国際高等研究所東京カレッジの招聘により、ボストン・カレッジ教授でいらっしゃるシーラ・ブレア(Sheila Blair)博士が来日されることになりました。シーラ・ブレア博士は、イスラーム美術・建築史のフィールドにおいて多くの優れた成果を上げてきた国際的に卓越した研究者です。ブレア博士は、A Compendium of Chronicles: Rashid al-Din’s Illustrated History of the World (1995)、Islamic Inscriptions (1998)、Islamic Calligraphy (2006) のほか、イスラーム美術史研究のための基本書となっているThe Art and Architecture of Islam 1250–1800 (1994)(ジョナサン・ブルーム博士との共著)など、多数の優れた研究書を執筆されてきました。
この度、東洋文化研究所にて、イル・ハン朝君主オルジェイトゥ(在位1304–1317年)によって注文されたクルアーン写本について、ご講演いただけることになりました。どうぞ奮ってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
日時:2020年3月4日(水)16:00~18:00
発表題目:The Oljeitu Qurʾan
講師:シーラ・ブレア博士(ボストン・カレッジ教授、東京大学国際高等研究所東京カレッジ客員教授)
使用言語:英語(通訳はつきません)
※どなたでも自由にご参加いただけます。事前の登録は不要です。
共催:東京大学国際高等研究所東京カレッジ
東京大学東洋文化研究所班研究「イスラーム美術の諸相」
問い合わせ先:masuya(at)ioc.u-tokyo.ac.jp
※ブレア博士は、3月16日(月)にも、東京大学山上会館での講演を予定されております。(開催中止になりました。)
担当:桝屋