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東文研セミナー「2016年台湾総統選挙・立法委員選挙の分析」が開催されました

報告

 台湾政治研究者の小笠原欣幸氏より、2016年1月16日に投開票が行われた台湾の総統・立法委員選挙の結果分析と、今後の台湾政治の展望について報告された。今回の選挙結果は第1に、民進党が立法院の過半数を獲得した、実質的に初めての政権交代を意味する。第2に、国民党は地盤、資金、路線、人材すべての面で前途多難であることを示しており、もはや二大政党間の「スイング」ではなく、台湾政治の構造を変えた「地殻変動」を意味している。14年の「ひまわり運動」に象徴される公民運動が政治の力に転化された、歴史的な選挙であったと評価される。109名にのぼる参加者があり、質問も多く提起され、会場は熱気に包まれた。
(記録:家永真幸)

 

*より詳しい研究会記録は、以下の早稲田大学台湾研究所Facebookページを参照されたい。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=963077240443704&id=920260984725330&fref=nf&pnref=story

当日の様子

(各画像、クリックで拡大)

開催情報

【日時】: 2016年2月5日(金) 午後6時00分~8時15分

【会場】: 東京大学 東洋文化研究所 3F 303会議室(大会議室)

【題目】: 「2016年台湾総統選挙・立法委員選挙の分析」

【報告者】; 小笠原 欣幸 (東京外国語大学)

【コメンテーター】;
  松田康博 (東京大学)
  伊藤信悟(みずほ総合研究所)

【司会】:若林 正丈 (早稲田大学)

【共催】:日本台湾学会、科研基盤B(代表:松田康博)、早稲田大学台湾研究所

担当:松田



登録種別:研究活動記録
登録日時:FriFeb1218:40:132016
登録者 :松田・藤岡
掲載期間:20160219 - 20160513
当日期間:20160205 - 20160205